
ねぇもう嫌・・・
第9章 超絶ドSドクターの登場
『別に痛い事しないよ。』
柊先生が笑いながら言う。
そうじゃないのに…。
『診せて?いい?』
「っ…うぅ…」
唇がぶるぶると震えて、嫌だと言えなかった。
柊先生の思惑通りに事は運び、ショーツまでも脱がされてしまった。
看護師は誰かに呼ばれたのか、いつのまにかもうこの部屋にはいなかった。
「っ…」
『まずは確認ね。…変なことしないよ。見るだけだって。』
柊先生は優しい顔で私に言う。
妙におどけた顔なのはなんで?
私の何が面白いの…
何度も柊先生に"いい?"と訊かれたが、
「っ」
全て、口に出せない分懸命に首を振った。
すると、柊先生が手を止めた。
『勝手に帰んないでね。少し待ってて。』
柊先生が部屋を出ていった。
