卑怯なボクは深海魚
第11章 利用しますよ?その感情…
「はぁ、はぁ――――…///…先輩…お願いです…
ボクを…見ないでください――――…」
ボクは登り詰めた快感の後に…ジワジワと来る罪悪感に肩を落とさずにはいられなかった
――――…先輩の顔を見ながらイッた瞬間は今までに得たことのない快感で自分自身でもビックリしていた
でも、ジワジワとボクを襲う罪悪感はこの身を突き刺すほど痛いものだった
「解った――――…外で待ってるから…落ち着いたら出てこい」
先輩は…そう言うと――――…
個室から出ていった
うつ向いていたボクは先輩の足元しか見えず…
遠ざかる足元に――――…胃がギュンっと締め付けられる