卑怯なボクは深海魚
第13章 先輩は…どこまでボクを…
「おい!!健太!健太!」
「///はっ――――、ハイ!」
ボクはいきなり体を揺さぶられハッと息を飲んだ!!
「おい――――、戻ってから…様子が変だったけど…逃亡ヤローと何かあったか?」
ボクは、バイト先のクリーニングの仕分け作業が止まっていたことに気がつく
見かねた先輩が声をかけてくれていたが…ボンヤリしていたボクはそれに気がつかなかった…
「///あっ、いや!!何も無いです///無い///です!!」
バイト先の先輩はボクがあの後…ボーッとした状態で帰ってきたのを知っている――――…
長谷川先輩とのあのやり取りは…時間にしたら数分?…だったらしいが…
でも、ボクの中では――――…
時間が解らなくなるほど、全てが止またかに思えた――――…