卑怯なボクは深海魚
第2章 止まらぬ震え
なら、プレッシャーにならない程度にやればいい――――…
そうしたいのは山々だが
周りが勝手にイメージを作って俺を着飾るのだ
俺は…自分からは何も発っしてはいない
好きでやっていたサッカーで…前キャプテンが俺をキャプテンに指名して…チームのやつらがそれに賛同しただけ
俺は――――…キャプテンなら…と引き受けた
そこから――――…俺のイメージは俺の頑張りの枠を越えはじめた!
期待されたから…期待に応えただけ
勉強も――――…たまたまいい点を続けてとったら…期待されて…
期待に応えただけ
彼女だって――――…告白されたから…付き合っただけ