
5色の星☆アソート
第19章 ALIVE SM 1 潤
だって、しょうがないじゃないか
俺の個人的な感情で 嵐の存続を危うくさせるなんてこと出来ない
変な噂が立って 翔君の活動の妨げになるのも絶対に避けなけくちゃ
・・・それまでべったりくっついていた翔君との間に、ぽっかり空いた隙間
その寂しさを埋めるように、俺はがむしゃらに仕事をした
・・・皮肉なことに、俺の主演したドラマが大ヒットを飛ばしたのはそのすぐ後
俺はイケイケでギンギンのキャラが浸透し、周りも「これだ!」とばかりにそれを推し進めた
結果、俺には嵐の花形というか、目立とうキャラ代表、みたいなイメージが定着し、
何だかメンバーとさえ、昔のように無防備にふざけたり甘えたりすることは控え、
俺様的な言動や行動を取ることが期待されるようになった
勿論 翔君にも
今まで以上に 大人っぽく生意気な態度を取ることが 無言のうちに要求された
