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翔君の気持ちは分からない。

気遣いや気配りの人だから、誰にでも礼儀正しく振舞い、いやな想いをさせることはない。
俺にも、他のメンバーと同じように優しく接してくれるけど…

それ以上の気持ちなんて、これっぽっちも感じさせない　完璧な、隙の無い「先輩」「兄貴」
としての態度

このままじゃだめだ。

日々募っていく想いの重さに耐えかねて、俺は何年越しかの想いにケリをつけるべく
再び翔君に猛アプローチを開始することにした。

だけどどうしても全部をさらけ出すことは出来ない。


認めたくないけど、俺は　傷付くのを恐れてしまう臆病者みたいだ。