テキストサイズ

5色の星☆アソート

第20章 ALIVE SM 2 翔



ジュニアの頃は、そこら辺の女の子よりも可愛い顔してて、
背なんかも ホントに小さかったのに

いつのまにか俺を追い越すほど成長し、すらりとしながらしなやかに逞しい、
美しいという形容詞がぴったりの男になってしまった松潤。


各々が 個性も才能も十二分に持ち合わせている嵐の中でも 一際輝くスター、MJ。
もはや 望めば日本中、いや世界中の女の子の羨望を手に入れられるような存在と言っても 過言ではないだろう。


思えば、昔は俺にくっついて回って、何でも相談してきてたのになぁ

高校には進学せずに仕事に専念すると言った松潤に、
高校だけは出た方がいいとアドバイスしたのはこの俺だし、
卒業式前日には「ウチに泊まりに来て」なんて可愛い頼みごとをして来たヤツが
今では俺を視線で射抜き、からかう様な妖しい言葉を吐くなんて


あの頃の 得意げに兄貴ぶってた俺に教えてやりたいぞ




ストーリーメニュー

TOPTOPへ