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3-1

俺が一歩近づくと　翔君が一歩下がる


「何で逃げるの？」
「お、お、お前こそ、何で近づいてくるんだよ？」

「だって、近くに行かないと　翔君に触れないじゃない」
「な、な、何で触る必要があんだよ？」

「翔君、今の俺の話聞いてた？あれ？日本語わかるよね？Do you understand Japanese?」
「何言ってんだ・・・」

「良かった。最近ずっと英語の勉強、熱心にしてるから　日本語忘れちゃったかと思ったよ」
「・・・なぁ・・・マジで言ってんの？」


「ソレもさっき言ったよね？」
「何で俺なんだよ、お前なら相手なんか選り取りみどりだろ？」

「誰でもいい、ってワケじゃないのは　翔君が一番よくわかってるでしょ？
俺と同等、もしくは俺よりリスク高い人じゃないと　危なっかしくてヤレないよね」
「・・・・・・」