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5色の星☆アソート

第21章 ALIVE SM 3 潤


3-2

大きく見開かれた翔君の瞳の中に 迷いの色が見える
ゆらりと揺れる瞳が瞼の下に閉ざされ
小さなため息とともに 左手がその綺麗な顔に当てられる


堕ちるか
と、思った瞬間、翔君は踵を返して部屋から出て行ってしまった



「・・・・・・」


もう一歩だったのに
まるで、一度罠の中に捕えた獲物に逃げられた気分



でも、こうなってよくわかったんだ
俺はどうしても翔君の事を諦められない、って




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