
5色の星☆アソート
第29章 リハーサル SO1 翔
そんな俺の智君崇拝は 日ごとに募るばかり
一緒に「嵐」を組むことになってからは 尚更だ。
「山」と「風」と言われるように、
俺たち2人と年下3人組は なんとなく 何かが違った。
5人でわちゃわちゃ騒いでいても、
俺にとっては「お兄さんチーム」と「お子ちゃまチーム」とでも言うのだろうか、
口には出さなくとも「俺たち2人が・・・」と言う自負のようなものがあり、
智君と一緒にやっていけるなら大丈夫、という自信もあった。
そう、俺にとって大野智という人間は
いつも隣にいる仲間であり、
よき相談相手であり、
手を伸ばせばすぐそこにいるように見えるのに、
実はずっとずっと先
遥か彼方に行ってしまっている目標でもあったんだ。
