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4-1

「あ、あのさ・・・智君は・・・好きな人とか・・・いる？」


誕生日に、と誘ってくれたのは嬉しいんだけど
いつまでこうしてだらだら呑んでんだよ？
と　いい加減焦れ始めた頃
漸く翔君が　核心に触れる発言をする


「・・・いるよ」
「そ、その人と・・・付き合ってるの？」

「ううん、その人は　俺が自分のこと好きだなんて気付いてないと思うから」
「えっ、そんな鈍感な人いる？（勿体ない！）」

「・・・いるんだよ・・・（ここに）」
「こ、告白とか、する気ないの？」

「う～ん、してもいいんだけどねぇ・・・　どうすっかなぁ・・・」