無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「あ、分かってるよ？分かってるよ？智くんの好きな人が俺じゃない、俺とはかけ離れてるってことぐらい。つーか、そんなの在り得ないし。たださ、もし、告白を、する気があるのに出来ない、てゆーか　躊躇ってるのなら、練習したらちょっとは勢い付くんじゃないかな～、なんて・・・思ったりなんかしちゃったりして・・・、あ、勿論智くんがそんな事したくないって言うのならいいんだけど、でも、ほら。誕生日だし、いつもと違う事するのもいいのかも！なんて・・・」



そんな一息に言わなくても・・・

でも

「誕生日だし？」
「う、うん　誕生日だし・・・」

「いつもと違う事？」
「う、うん　いつもと違う事・・・」

「翔君を代役にしてリハーサルする、ってことかな？」
「え？そ、そう。それ。リハーサル！リハは大事だよ！」