
5色の星☆アソート
第34章 一番甘いのは SM1 翔
「その頃はまだ翔君に片想いしてたでしょ。全然ヤキモチ妬いてくれずに、平気な顔してる翔君と 次の日仕事で会うのが ちょっと辛かったから」
「え・・・」
「平気な顔してるのは 俺の事なんかには興味ないからだって思ってた。
いっそ ドラマを見てないから平気な顔できるんだろう、って思いたかったけど、毎週きっちり感想言われてさ。見てくれてるのは嬉しかったけど ちょっと複雑だったなぁ・・・」
「バ、バカ。・・・今だから言うけど、俺はなぁ、月曜の夜は 枕を涙で濡らし、かいまき毛布を噛みしめながら寝て 火曜日は 無理やり笑顔を作ってたんだ!」
「・・・ホント?」
「恥ずかしながら・・・ホントだよ」
「ふふっ、やっぱり?」
「え?」
やっぱり?
やっぱり、ってどーゆー事だ?
