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5色の星☆アソート

第45章 インロックと合鍵と俺 SN6 ニノ



それほどまでに
最初から最後まで 
翔ちゃんは とても優しかったんだ


愛情の無い相手にも
こんなにも優しく出来るのか、と
驚くほどに優しくて


俺は
溺れて
溺れて

そこから抜け出るのに
泣きたい程の努力を必要として

まさに この身を引きちぎられるような想いをして 
翔ちゃんの腕の中から抜け出して

メンバーとしての適正な距離まで戻ろうと、
翔ちゃんから離れようとしたのに



出来なかった




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