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5色の星☆アソート

第49章 夢落ち2 木曜日夜 二宮先生



「ウェーイ!」


小さな子供達や車椅子の少年と
しゃがみこんでのハイタッチ


楽しくて仕方がないと言った風な眩しい笑顔

ああいうヤツは、明るい家庭で何一つ不自由なく育って
毎日幸せに生きてるんだろうな


ただ同じ病院に勤務するだけ
それ以上の接点は無い
俺とは関係ない人間だ

くるりと背を向けて歩き出した時には
俺はもうソイツの名前すら忘れていた








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