
5色の星☆アソート
第53章 夢落ち4 土曜日夜 二宮先生
「それは羨ましい・・・。ですが、櫻井先生も
相手方のお嬢さんもまだお若いのですから
交際はともかく、式はそんなに焦らなくてもいいように思いますが・・・ねぇ、大野教授?」
「そうですねぇ・・・まぁ 肝心なのは
櫻井先生のお気持ちですが」
のらりくらりとしたダルい会話を続けるうちに
櫻井の様子がおかしくなってきた
やたら指を組みかえたり
唇を触ったりして落ち着きがない
・・・どうやら薬の効果が出てきたな
ちらっと教授を見ると
ヤツも心得たもんで、徐に立ち上がり
向かい合って座っていた位置から
櫻井の隣へすっと移る
