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5色の星☆アソート

第55章 夢落ち5 日曜日夜 大野教授


5-1 

「翔ちゃん」と呼んで 可愛がっていた
大学時代の後輩・櫻井翔との数年ぶりの再会は
青春時代の甘酸っぱい感情を呼び起こし
予想以上に俺のテンションを上げた
 
あの頃から、周りが翳むほどに輝いて見えたものだけど
年齢を重ねた今、まだまだ瑞々しさを保ちながら
艶っぽい円熟性も増し
その美しさは目を瞠るものがある

あの頃の俺はまだ 勉学に勤しみ
自分の歪んだ欲望を満たすだけの時間も
そして勇気も無かった

が、神は俺を見捨てなかった、ということか
俺の下へ天使を返してくれるとは






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