
5色の星☆アソート
第10章 目覚めたら SN5 翔
「もう・・・大丈夫?」
「うん、もう平気・・・ごめんね」
「・・・隣、座ってもいい?」
「あ、・・・うん」
ニノを怖がらせないように 微妙に距離を開けて 隣に座る。
俺が作った空間を見つめながら ニノが小さな声で話し始める。
それは予想もしなかった内容で
「翔ちゃん・・・俺・・・翔ちゃんに・・・嘘ついた・・・」
「何・・・?」
「あの夜のこと・・・ホントは・・・ホントは・・・何もなかったの・・・
俺が酔いつぶれた翔ちゃんを勝手に部屋に連れてきただけで・・・何もなかったんだ・・・」
