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5色の星☆アソート

第10章 目覚めたら SN5 翔



・・・もしかしたら、俺より俺の気持ち見えてるかもしれないね、智くん・・・

多くを語らないのに核心を付く言葉。
いつもいつも助けられてばかりだ。


今俺が感じていることは 騙された怒りとか からかわれたのか、という疑惑とかじゃなくて 後悔だ・・・

ニノを帰すんじゃなかった。

「違う」という言葉に耳を傾けるべきだった。
そして一晩中かけてもちゃんと話し合い分かり合おうとすべきだった。


きっと今頃一人で泣いてる・・・
ごめん、馬鹿な俺を許して・・・


明日、いや、もう今日の仕事のことが頭をかすめたけど、今優先すべきことはこっちだ。

ニノのためなら徹夜ぐらいなんでもない。



恋愛ごとに関しては 特にヘタレだと自覚のある俺
自分の行動力に驚きながらも、俺は夜の街を走り始めていた。


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