無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

貸し切りのBARで二次会が行われ
ビンゴ大会で盛り上がっている中
私はカウンターでひとり
カクテルを飲んでいた。


……やっぱりこうなるよね。


男性に声を掛けられることを
期待していたわけじゃないけど
ちょっと寂しすぎるかも。


「お隣いいですか？」


……めっちゃイケメン。


「ぁッ……どッ……どうぞッ……」


咄嗟に左手の薬指を隠した。


既婚者で子供が二人居ることを
このイケメンに知られたくないと
脳が勝手に判断した。