無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

だからと言って
この場で裸になるのは気が引けるし
いくら辰巳さんがスタイリストといっても
男性の前で裸にはなれない。


実際に、こうして着替える場で
裸を晒したことなんて一度も無い。


「ぁの……着てみるので、辰巳さんは……」


一旦席を外してもらいたかった。


楽屋の外に出てほしい。


「分かりました」


……良かった。


空気を読める人だとは思っていたけど。


「じゃあ、そういうことでお願いします」


辰巳さんが楽屋から出ていくと思いきや……