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「ウソ……だって会ったばかりで……」

「それは桂里奈さんも一緒でしょ」

「そうだけど……」


男としてここまで完璧な辰巳さんが
私ごときを好きになるなんて……


「桂里奈、好きだよ。本当に」

「辰巳さん……んッ……」


唇が重ねられると身体を起こされ
先程の足湯のように
岩風呂の縁に座らされた。


「さっきの続きしようか。桂里奈ドキドキ
だったでしょ」


呼び捨てにされることによって
距離が縮まった気がした。