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「ぁの……凌馬くんのママじゃなくて……
ぃや……凌馬のママではあるんですけど……」


その呼ばれ方……なんか嫌だった。


「下の名前は？」


自分から促しておいて
そう改めて聞かれてしまうと……


「やっぱり……いいです……」


つくづく面倒な三十路女だな。


「僕が知りたいの。教えて」


『チュッ……チュッ……チュッ……』


うなじや背中に
溶けてしまいそうなキスを
浴びせられる。