無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「滝本淳美さんですね。ご一緒させて頂く
話は聞いております。一緒に楽しみましょう」

「ょろしく……ぉ願ぃ……します……」


自分ですら、よく聞き取れないほどの
か細い声。


思っている以上に緊張している。


バスに乗車すると
後方に座る熟女たちと離れようと
前から二列目の座席に座った。


「これは梅で、こっちは昆布で
こっちは……何だったかしら」

「ツナマヨなんて私たちの時代じゃ
考えられなかったわよねー」

「でも意外と美味しいのよねー」


それでも私の何十倍もの音量。