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「期待させないで。僕のこと、お兄ちゃん
みたいって言ってたでしょ」

「辰巳さんだって、真凜みたいな
可愛い妹が欲しいって言ってたじゃんッ」


身内のような温かみも感じる。


「そうだね。あ、ビール来たよ。
乾杯しようか」

「辰巳さんの門出を祝って？」


辰巳さんは仕事場として
○○荘を借りていた。


そして新規で始める仕事の都合で
別の仕事場を借りるらしい。


「可愛い妹が女になれますように……かな」

「へへッ。まだまだ遠く及ばないけどね」


辰巳さんにとって私は
いつまでも可愛い妹のような
存在でありたい。