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「辰巳くん。もう一度踊ってみようか」

「美沙のことだけを考えながらね。美沙は？」

「私も辰巳くんのことだけを……」


真っ直ぐな眼差しを互いに向け
辰巳くんは私の手を取り……


「ぇッ……」


構成とは全く違う動きで
身体ごと引き寄せられ
腰に手を回されて……


「恋人同士の雰囲気から始めない？」

「ぅん……んッ……」


唇を重ねられた。