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取り敢えず二度目のダンスを終えた。


「美沙。生意気言うようだけど、一回目より
気持ちが入ってなかったんじゃない？」

「……ごめん」


辰巳くん……逆だよ。


気持ちが入りすぎて
空回りしちゃったんだって。


「体力は残ってる？」

「ぅん……まぁ……」


体力はあっても精神力が追い付かない。


「僕からの提案なんだけど
休憩がてらチークダンスを踊ってみない？」

「名案ね。呼吸を合わせる為にも」


この期に及んで余裕ぶっちゃってる
……馬鹿な私。