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『カランカラ～ン♪』


店舗の扉が開いた音。


タイミング悪くお客様の御来店。


「僕が対応してきますから」

「でも……」

「大丈夫ですよ」


辰巳さんはパーテーションを潜り抜け
お客様の元へと向かった。


事務所に残された私は
パーテーションの隙間から
辰巳さんの様子を窺う。