無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

平日の午前中だというのに
入れ替わり立ち替わり
女性客がうちの店を訪れる。


その度に辰巳さんは
女性客にもてはやされ
正直私も気が気じゃない。


「お兄さんッ。めっちゃ私のタイプ
なんだけどッ。カノジョ居るのッ！？」

「携帯の番号教えてッ。ラインでも
いいからッ。お願いッ」

「一緒に飲みに行かないッ！？」


店長の私が様子を窺っているとも知らずに
辰巳さんを口説く女性客もちらほら。