
Treasure of life
第2章 モノグラム
「とくに…変化はないんだね」
「あっ、でも軽い〜。こないだニノが倒れたときは支えるので精一杯だったのに。人間の重さだ(笑)」
潤くんは俺を軽々と(?)持ち上げて言った。
「ショウさん、ありがとう」
「これくらいお安い御用です。
では、我々はこれで。これからも2人仲良くね」
「お2人さん、お幸せに。またどこかでね〜」
2人はマントを翻した。
「「マジカルまさき、マジカルショウさん、ありがとー!」」
「私はマジカルショウではなーいっ……」
ショウさんの声が、姿と共にフェードアウトして消えていった―――。
