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Treasure of life

第3章 このままもっと

side O

―――今日は『VS嵐』の収録。

俺は眠い目を擦りながら楽屋のドアを開けた…。

そこには自分の座り位置に座って新聞を読んでる翔ちゃん…。

「おはよう」

「お、おはよ」
そっか。今日は俺と翔ちゃんがメイクの順番早いんだっけ。。

そんなことを思っていると…。

「智くん、何突っ立ってるの?こっちおいでよ」
翔ちゃんが少し笑って言う。

「う…うん」
促されて俺もいつもどおりの位置に腰掛けた。

俺は、再び新聞に目を落としていた翔ちゃんに
「…翔ちゃん、…なんか怒ってる?」
と尋ねた。

「ううん、別に」

「だって俺が話しかけても無視するし…。

…帰りの……その…ちゅうもないし…」

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