こんな日は抱いて欲しい
第12章 無敵のモリマン伝説?
「結局ね、彼ったらさ、一人前の建築士になる為に岩手から東京に出てきて、親方に『女知らねーのは人生の半分損してるなんて言うもんだからよー で、ここに忘年会の帰りに雪崩込んだ訳よ。
けどさ、モロ下着姿で綺麗なあんた見ていたら、欲情も湧いてくるし、守りたくもねー童貞を今まで守ってきた俺の歯止めが効かなくなって、こういうとこに金さえあれば通っちまう自分も想像出来る。
今、かなり正念場……正直ヤリてぇ……』なんて言うの。
もう、キュン死だよ。
完全に母性本能をべったり愛撫されて、骨抜きにされたのは私。
そっと手を握ったら、震えてんだもん。
もう、全てを包み込んであげたくなった。
純粋の波が私の体に駆け巡ってきて……惚れたわ」
『ガテン系純粋ゴリラに惚れたんだよね?
出会い、恋は突然にってか?
イメクラの天使 メロンちゃん青天の霹靂なんだよね?』
「それからどうしたんですか?」
「私の整形前の貧相な写真見せて、私の本気を訴えた!
これが私の真実だもん。
最初に言っちゃえば楽だしね」
「えっ!?」
「隠す訳にはいかないでしょ!
本気の恋に嘘はつけないもん!
もう、真由ちゃん、出血大サービスだよ。
これが、本当のわ・た・し」
そう言って、バッグから取り出した整形前のメロンちゃんのセーラー服姿の写真は………