こんな日は抱いて欲しい
第15章 感じるままに
ランチにホテルの中華を食べながら、出来た原稿のコピーをメロンちゃんと私に見せるリュウ。
マジマジと原稿を読むメロンちゃん。
「リアリティーがありますよね。
主人公の千代田美都(ちよだみと)は、恋に夢見がちな女の子。
ある日突然に恋に落ちてしまうようなドラマのような恋に憧れるが、現実はそんなに甘くないの自覚あり。
諦め掛けた頃に、売れない小説家の立花蒼(たちばなあお)と出会う。
官能シーンの書けない立花に、美都は過去の恋愛を赤裸々に話す事により、立花の才能が少しずつ開花し始める。
立花が最初に美都を見た時、瞳以外はマスクに覆われていた。
時折、悪戯な眼差しをする瞳に一瞬で心が奪われてしまう。
彼女こそ、まさに白衣の天使(白衣のエッチフェロモンムンムン女子)
マジ、これリアルでしょ(笑)
千代田美都でチョコミント?
ネーミングセンスはダサいけど、話的には面白いです」
メロンさん……あなたは仕事となるとキャリアウーマン発揮なんですね。
激しく同意しながら、赤面する私が居ます……。