こんな日は抱いて欲しい
第16章 エッチなプリンセスとライトS王子
セックスが終わり、落ち着きを取り戻すと裸のまま寄り添いながら、暫く東京タワーを眺めていた。
その後は二人でお風呂に入り、ジェットバスの泡にまみれながキスを交わし、抱き合う。
「こんなお姫様みたいな夜もあるんだね」
「今夜は特別」
甘い言葉がより一層愛を深めていく。
ずっとこのままがいい……。
そう思ってしまう、切ない乙女心。
お風呂から上がると、ルームサービスでシャンパンを取り、二人でグラスを鳴らし乾杯した。
二人っきりのゴージャス時間。
グラスの中のシャンパンの泡を眺めながら、口に含ます。
香りが口の中に広がり、より幸せな気持ちがこみ上げていく。
「もう一つ真由子にプレゼントがある」
リュウはビジネスバッグの中から、綺麗にラッピングされた包を私に渡す。
「何かな?」
『まさか!!プリティーウーマンのようなドレス』
などと、ワクワクしながらリボンを解いて、プレゼントを開けていった。