テキストサイズ

こんな日は抱いて欲しい

第4章 真由子、フィバー?


 最初に出会った頃も、瑛太は私に声を掛けるきっかけを作ってきた。
居酒屋で隣同士の席になって、瑛太が『すいません、コンタクト落としたみたいで…』と声を掛けてきた。

 私らショッピング疲れの浮腫んだ脚をどけてやったら、床を這いつくばって、コンタクト探していた。

 『あったー!! ご協力有難う!!』なんて、イケメンの爽やかな笑顔で言われ、キュンとしたんだ。
尚且つ、『ねぇ、良かったら、これも何かの縁、一緒に飲まない?』
なんて、言われ………
私は、この時、この瞬間から瑛太に釘づけになった。


 私も千紗に耳打ちしたんだ。
『彼氏居るんだから、イケメンの方譲れ』ってさ。

 で・も、最初からお互いに相思相愛だったんだよね〜♡

 あの日、あの時を思い出すと、今でも、ほんのり甘い。
噛みしめると、苦い思い出も一緒に蘇るけど、瑛太を好きになった事は後悔してない。


 さてと、だいぶ稼がして貰ったし、換金する前に化粧直して、おトイレ済まそう〜
 
 はしゃいでしまう自分が抑えらんねーよ!!


 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ