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こんな日は抱いて欲しい

第6章 キャリア・ウーマン♡


 「あのぉ~ちょっと宜しいですか?」

 「……はい」

 『何か?』

 その女の横に神木龍之介も一緒に立っている。

 モデル並みに美しい2ショットのお2人が、この平凡女に何か御用でしょうか?

 「あの……大変きょうしょくなんですが、少しお時間頂けますか?」

 「オイ、その場合は大変恐縮だろ」

 「あっ、ごめん、慣れない言葉は遣うもんじゃないね」

 素早く、ツッコミ入れる神木龍之介に、ルックスはいいけど、少しバカっぽいこの女性……

 「あっ、歯医者で会ってますし、決して怪しいもんじゃないんですけど……」

 そう言って、1枚の名刺を渡すこの女はどうやらイメクラフルーツポンチの甘味メロンちゃんらしい。

 「ウフ、驚いた?」

 『ウフ、驚きましたが、何の用ですか?』

 まさか………まさかの…………

 

 

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