こんな日は抱いて欲しい
第8章 チョコミントな彼女 その①
「やっぱり、わたしの目に狂いはなかった!
真由子さん以外の主人公なんて、もう思い浮かびませんよ!」
「先生のエロキュン路線をかなり外れた主人公ですよ?」
「エロキュンがなんですか!
エロだけにしかキュンはないんですか?
いや、違います。
ある意味、真由子さんに出会ってから、わたしの創作意欲はキュンキュンですよ!
わたしが面白ければ、面白いんですよ!
面白く描くんです!
わたしは桜樹結女なんです。
真由子さんのエロが今時の女子にアンチなわけない!
むしろ、WELCOMEですよ!」
意外に熱いのね……神木龍之介。
仕事熱心な人好きよ。
元カレがニート出身なだけにな〜(by自虐女)
「桜樹結女のイメージブッ壊しますよ?」
「壊れるもんなら壊して下さい!
わたしが今描きたいのは、腹の底から笑えるエロです!
読者がプッと笑い、鼻水まで吹き出し、やがて鼻血に変わるエロとなる!
で、確信に迫りますが、その彼はイカしてくれたんですか?」
「えっ!あっ、あ……クリスマスのムード満天なラブホで、ムードだけが満天な場所で、イクどころか、迷子になりました」
「えっ!迷子?」
「迷子って、真由ちゃん、どうしちゃったのよ~?」