どうして私だけ…
第2章 健康診断
小さい部屋に連れて行かれる。
「ピピッ」
先頭の男が、胸元のカードを
入り口のモニターにかざすと
「カチリ」
ドアの鍵が開いた。
純奈と凛花は手を繋いで
男たちに背中を押されて、
部屋に入る。
何かの臭いがする。
消毒液のような、臭い。
そして中には、さらに多くの
緑の手術着の男たち。
悲鳴を上げそうになる。
懸命に、こらえる。
「かチリ」と、
背後でドアの鍵が閉まる音がした。
部屋の中には、
純奈と凛花と
10人くらいの男たち。
誰の顔も見えない。
目以外はすべて、マスクや帽子で覆い隠されて
その手には、
手袋まではめられている。
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