私の思うこと
第1章 お誕生日会。
先輩のお誕生日会は、毎年私を含め後輩何人かでお祝いしている。
その日は、先輩の二十五歳の誕生日で、四人出席、先輩も頭に誕生日の飾り(ケーキに誕生日おめでとうと書かれた紙のやつ)を付けて盛り上がっていた。ケーキが崩れるほど刺された二十五本の蝋燭の炎に、先輩は息を吹きかけた。
しかしその火の粉はなぜか先輩の方へ飛び、先輩はその火の粉が燃え移って炎上した。
大変なことだと私が水でもないかと、振り返ってみれば他の三人の後輩は家の中で何故か花火をしている。
そして私は、その花火に使う水入りバケツを持っていた。
意味が分からない状況に、とりあえずは先輩の救出を最優先させようと、水を掛けようとしたら、先輩にそれを阻まれた。
いや、あんた今燃えてんだぞ。
いやでも、これ客観的に見たら凄い面白い図じゃない? 客観的というか、私の視点になった後に客観的に見ると、という話なのだけれど。
だって、頭に誕生日の飾りとか付けて浮かれてるやつが、燃えながら笑ってるんだよ。しかも後ろでは後輩に家を花火で焼かれている最中なのだ。
嫌われている先輩みたいだ。
本当、私の視点になって直に見てみたら凄い面白いから。こんな映像他にないというくらい。
まあ、直に見るもなにも、これは今朝見た夢の話なんだけど。
その日は、先輩の二十五歳の誕生日で、四人出席、先輩も頭に誕生日の飾り(ケーキに誕生日おめでとうと書かれた紙のやつ)を付けて盛り上がっていた。ケーキが崩れるほど刺された二十五本の蝋燭の炎に、先輩は息を吹きかけた。
しかしその火の粉はなぜか先輩の方へ飛び、先輩はその火の粉が燃え移って炎上した。
大変なことだと私が水でもないかと、振り返ってみれば他の三人の後輩は家の中で何故か花火をしている。
そして私は、その花火に使う水入りバケツを持っていた。
意味が分からない状況に、とりあえずは先輩の救出を最優先させようと、水を掛けようとしたら、先輩にそれを阻まれた。
いや、あんた今燃えてんだぞ。
いやでも、これ客観的に見たら凄い面白い図じゃない? 客観的というか、私の視点になった後に客観的に見ると、という話なのだけれど。
だって、頭に誕生日の飾りとか付けて浮かれてるやつが、燃えながら笑ってるんだよ。しかも後ろでは後輩に家を花火で焼かれている最中なのだ。
嫌われている先輩みたいだ。
本当、私の視点になって直に見てみたら凄い面白いから。こんな映像他にないというくらい。
まあ、直に見るもなにも、これは今朝見た夢の話なんだけど。