私の思うこと
第27章 過去を遡りたかったのだが、都合上わかんないよね。
第26章から見た人は、そこで手を止めたかもしれない。
いや、そこで手を止めるようであれば、この物語を1章見た時点で手を止めるだろうから、そんなことはないのだろうが、しかし、止めた人止めなかった人含めに、26章の説明をしたい。
そう、あれは--そう、あれは、つい一週間前の出来事である。
友人の園田統圓(これで、そのだ とうえんと読む。変わった名前であることは、私や五味、その他の人間が言えることではないだろう)に誘われて、というより、頼まれて、自己制作ドラマに出演することに決まった。
自己制作でありながら、ウェブサイトで一時間で放映、そして同じくウェブサイトで一分、テレビで三十秒のCMにも使われるらしい。
しかし、出演者が足りないということで、知人である私と五味を、統圓は誘ったのだ。
正直なところ面倒ではあったのだが、しかし友達からの頼みを断るほど、私も薄情ではない。とか言っておけば好感度が上がるかなと思い、私の好感度が今すごい勢いで上がっているのを感じながら、私は了承したのだ。
設定としては、時代劇とSFを組み合わせた物らしい。
「じゃあ、早速。これ、優花ちゃんの役が、宇宙人を恨む、できた可愛い主人公の妹役。優花ちゃん、役者さんじゃないから、あんまり出番がないけれど、でも、重要な役にした。可愛いし、ピッタリかなって」
それで、私の役所はというと。
「優花ちゃんの友達で、実は宇宙人だった女の子の役。このキャラと同じで、おっぱいないし、ピッタリかなって」
「どういう意味だこぅらあ!!!」
喧嘩売ってる。確実に喧嘩売ってる。
皆、五味と私とで態度が違いすぎると思うんだよね。
それはともかく。
「頼んでおいてこんなこと言うのはなんだけれど、本番で棒読みになったりしないでね。しっかり練習、してきてね」
「はは、分かってるよ、そんなことー。ワカッテルヨソンナコト」
なんて、ふざけて返したけれど、一週間後の本番で、私たちが棒読みであったことは、もう衆目の知るところだろう。
いや、そこで手を止めるようであれば、この物語を1章見た時点で手を止めるだろうから、そんなことはないのだろうが、しかし、止めた人止めなかった人含めに、26章の説明をしたい。
そう、あれは--そう、あれは、つい一週間前の出来事である。
友人の園田統圓(これで、そのだ とうえんと読む。変わった名前であることは、私や五味、その他の人間が言えることではないだろう)に誘われて、というより、頼まれて、自己制作ドラマに出演することに決まった。
自己制作でありながら、ウェブサイトで一時間で放映、そして同じくウェブサイトで一分、テレビで三十秒のCMにも使われるらしい。
しかし、出演者が足りないということで、知人である私と五味を、統圓は誘ったのだ。
正直なところ面倒ではあったのだが、しかし友達からの頼みを断るほど、私も薄情ではない。とか言っておけば好感度が上がるかなと思い、私の好感度が今すごい勢いで上がっているのを感じながら、私は了承したのだ。
設定としては、時代劇とSFを組み合わせた物らしい。
「じゃあ、早速。これ、優花ちゃんの役が、宇宙人を恨む、できた可愛い主人公の妹役。優花ちゃん、役者さんじゃないから、あんまり出番がないけれど、でも、重要な役にした。可愛いし、ピッタリかなって」
それで、私の役所はというと。
「優花ちゃんの友達で、実は宇宙人だった女の子の役。このキャラと同じで、おっぱいないし、ピッタリかなって」
「どういう意味だこぅらあ!!!」
喧嘩売ってる。確実に喧嘩売ってる。
皆、五味と私とで態度が違いすぎると思うんだよね。
それはともかく。
「頼んでおいてこんなこと言うのはなんだけれど、本番で棒読みになったりしないでね。しっかり練習、してきてね」
「はは、分かってるよ、そんなことー。ワカッテルヨソンナコト」
なんて、ふざけて返したけれど、一週間後の本番で、私たちが棒読みであったことは、もう衆目の知るところだろう。