私の思うこと
第42章 エロじゃない作家。
エロ漫画家として少々名が出てきた私は、まあ世間では新境地を開いた、エロじゃない作家なんて呼ばれているのだが、エロじゃない作家なんて、そんなものはただの作家だろうと、作家でいいだろうと言いたいのだけれど、まあそれはおいておいて。
イラストをネットに上げていたからか、それとも私の評判を聞きつけてきたのか、またメールが来た。
なんと、まあ、なんと、凄いことに、なんと、ライトノベルのキャラクターデザイン含め挿絵の依頼が来たのだ。
五味ならば何度もしていそうな仕事だが、しかしただの歯科助手がしていい仕事ではないだろうと思うのだけれど、それでも、
「絶対やった方がいいよ、ライトノベルのデザインなんて、皆勤賞だよ」
なんて、五味に言われてしまえば断れない。
私は、その依頼のメールに添付されていた、作家のプロフィールと、新しいライトノベルのモチーフというか、イメージみたいなものを見てみた。
最近では、そんなものまで添付されているのかと驚くものだけど、しかし案外昔から、プロフィールくらいは添付してあるのかもしれない。
さてさて。
作家のプロフィール。
おでんが好き。
作品のイメージ。
トイレの便座にはまった人の絵のみ。
五味の勧めを断ってしまおうかと思ったくらいに、人生で一番したくない頼み事だった。
でもまああり。
イラストをネットに上げていたからか、それとも私の評判を聞きつけてきたのか、またメールが来た。
なんと、まあ、なんと、凄いことに、なんと、ライトノベルのキャラクターデザイン含め挿絵の依頼が来たのだ。
五味ならば何度もしていそうな仕事だが、しかしただの歯科助手がしていい仕事ではないだろうと思うのだけれど、それでも、
「絶対やった方がいいよ、ライトノベルのデザインなんて、皆勤賞だよ」
なんて、五味に言われてしまえば断れない。
私は、その依頼のメールに添付されていた、作家のプロフィールと、新しいライトノベルのモチーフというか、イメージみたいなものを見てみた。
最近では、そんなものまで添付されているのかと驚くものだけど、しかし案外昔から、プロフィールくらいは添付してあるのかもしれない。
さてさて。
作家のプロフィール。
おでんが好き。
作品のイメージ。
トイレの便座にはまった人の絵のみ。
五味の勧めを断ってしまおうかと思ったくらいに、人生で一番したくない頼み事だった。
でもまああり。