テキストサイズ

私の思うこと

第46章 エロじゃない作家②。

新作ライトノベル『トイレにはまったよしこちゃん』。


トイレに関して叔父に聞いた知識で興味を持ちトイレを研究する女の子の話。このライトノベル発売後、私はエロじゃない作家から、転職してトイレ作家へとジョブチェンジを果たした。


最上級職から、村人へのループを果たしたような、そんな感じだ。


それはつまり、強くてニューゲーム。


さておき。


この仕事のおかげかなにか、私の知名度は飛躍的に上昇した。


なんたら文庫から出たライトノベルだから、知名度もそこそこあったのだろう、でなきゃこんなライトノベル読む人はいないと思うし。


トイレにはまったよしこちゃんって。


どんなタイトル。


私の絵は全国区ではないものの、マニアと五味の間では、一躍有名になった。


「触らないで、汚さないで、けがさないで」


なんて中学時代言っていた五味が、私を祝ってくれた時には、嬉しかったものだ。


「エロトイレ作家」


それは余計だったけど。


さてさておき。


家の玄関がなんだか臭いと思ったので、いい匂いが出るやつを買って置いてみたのだが、五味が家に来た時に、トイレみたいな匂いって言われた。


トイレにも置いてあるけど、そういうこと言うから、なんだか本当にエロトイレ作家になってしまったような気がする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ