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君がいる風景

第14章 男子会



もしかして分かってやってんのかな?



恋人同士が1組の布団で寝るってことはさ、
事に至る気満々って事だし

今までだって、部屋にあげてくれた女子は
ほぼほぼその気が有るってことが暗黙の了解みたいでエッチしてきたんだけど。



ヤバっ
ゴム用意してねぇし!
ってか、ローションも必須だったよな


「翔ちゃん…好きだよっ…」

「…フフッ…俺も、智くん大好きっ」

ムギュッと抱きついてくる翔ちゃんを
ガバッと押し倒しておもいっきりキスをする。


ん?


ほら、やっぱりだ…

顔には出てなかったけどかなり酔ってたんだな
キスの最中に眠り込んでしまってる翔ちゃん

仕方なく
布団を敷いて服を着替えさせて寝かせると
俺の名前を呼びながら抱きついてこられて
抱き枕みたいな扱いにされてんだけど。


据え膳どころか寸止めでもなく
勝手に反応しはじめた下半身は行き場のない
慾望の捌け口を求めてる。

無防備に可愛い寝顔を見せる恋人に抱きつかれて
この生殺し的状況を楽しめるヤツがいるとすれば
かなりのドMだろうな。




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