君がいる風景
第11章 高鳴り
「だったらさ、俺がこの町内を案内してやろうか?
迷惑かけたお詫びと弁当の御礼でさ」
「え?!いいの?」
「おうよっ、駅前とか顔なじみの店とかもあるし
弁当なら唐揚げのうまい店教えてやるよ。
コンビニ弁当よりびっくりするくらい美味いぜ。」
智くんからの提案に
びっくりして思わずお箸を落っことしそうになった。
せっかくの休日なのに
この町の案内をしてくれるって
気前のいい言葉とドンと胸を叩く仕草
俺のために時間を使ってくれるなんて
気が引けたけど、
2人でこの街を歩けることがうれしくって
図々しいかなっておもいながらも
お願い致しますすることにした
駅前周辺の散策は
智くんの馴染みのお店に連れていって
もらえて、どの店の人たちも親切で気さくに話しをしてくれる
帰り際にはお土産までもたせてくれたりした。
すこし距離あるけどって
連れてってくれた図書館はかなりの、蔵書量で数年前に建て替えをしたらして
昔の面影がまるでないやって智くんもびっくりしてたんだ。
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