痴漢電車
第17章 番外編 町田百合
千佳「…ぁ…っ、先生…」
尚輝「…」
事を終えると彼女は深く眠ってしまった
乱れた服を直しながら俺は考えた
彼女とのこれからを
だから…
尚輝「月島先生」
亘「!?」
尚輝「ちょっといいですか」
亘「…」
月島亘の後を追いかけて奴に直談判した
彼女が今も月島亘が好きなのは
それは十分承知してる
だけど…
尚輝「千佳の事、本気じゃないなら別れ
てください」
亘「…」
あんな風に泣いてる彼女を見ていられず
彼女を想うなら別れてくれと
必死にお願いした
結局、その場で返事はもらえなかったが
でも返事なんてどうでもいい
自分がどうするか…
尚輝「…」
自分が彼女の為に今、何をしてやれるか
一生懸命考え、いい機会だし一度
彼女との嘘の恋人関係を
解消する事に