痴漢電車
第5章 自分の立ち位置
千佳「…」
亘「…寺田…っ」
千佳「…先生…私、その…」
亘「わかってる、ちゃんと優しくするか
ら…」
千佳「…ぅんっ」
亘「…」
ベッドに押し倒され
亘に覆い被される格好になった千佳
怖がらせないよう頬に触れながら何度も
唇や頬、首など色々な場所に
キスをしてくれた
千佳「…っ」
亘「…」
キスをしながら肩や腕に触れ
制服のボタンを一つずつ、外し始めた
お子さまのような下着
小さい胸
千佳「…っう」
恥ずかしくて目を閉じた
亘「怖い?」
千佳「…ぅうん…ただ、榊先生みたいに
胸、大きくないから…」
亘「関係ないよ、芳恵は芳恵だし寺田は
寺田なんだから自信持てって」
千佳「芳恵…」
亘「何?」
千佳「何でもない…」
亘「…」
彼女だから名前で呼ぶのは当たり前だが
自分もと願ってしまう
贅沢は言わない
二人の時だけでいいから
そう思うのはわがままな事なのか…
千佳「…」