痴漢電車
第7章 恋人ごっこ
町田尚輝
成り行きとはいえ
彼と付き合う事になった千佳
だけど彼の事は名前以外、何も知らない
それとなく恭子に彼の事を
聞いてみた
すると…
恭子「町田尚輝、バスケ部の次期エース
スポーツだけじゃなく成績も常にトップ
現在はフリー」
千佳「そうなんだ…」
なかなかの有名人なようで
彼の事を聞いた時、かなり驚かれた
スポーツ万能、成績優秀で見た目も良い
町田尚輝、彼は非の打ち所のない
完璧な男子だった
恭子「彼の事気になるの?」
千佳「気になるっていうか、実は…」
恭子「何?」
千佳「告白されて…」
恭子「告白?告白って、ええ!?」
千佳「…」
告白された事
恭子に伝えるか迷ったが
友達だし相談に乗って欲しくて伝えた
もちろん亘の事は伏せて…
恭子「町田君に告白されるなんて羨まし
い、もちろんOKしたんだよね?」
千佳「いや、お互いの事まだ知らないし
とりあえずお友達からで…」
恭子「何それ」
千佳「えっ、だって…」
恭子「青春は今だけなんだから、楽しま
ないと」
千佳「ぅんっ…」