
溺れてみたい
第3章 三
……抱かれ過ぎて頭が狂ったのかな。
いや、それとも体が――
「よし、じゃあ望み通りに……」
「ぁ……ああっ!」
するりと下着を脱がされ直接振動を与えられると、大きく仰け反る。
「ダメ!やっぱりダメ!」
「何で?そんな気持ち良さそうにしてんのに」
「だって、もう……っ」
……イったら、奈都は次に自分のモノで私をイかせようとするだろう。
ぐちゃぐちゃに私が泣き叫ぶまで、しないと気がすまない男だ。
謝っても許してくれない。
そんな奈都とすると私は気力を奪われてしまう。
だからその時までは、いつも果てない様にしているのに……。
「俺が怖い?じゃあ、やめてやろうか?」
突如切られる電マのスイッチ。
