
既成事実作ってやるよ
第4章 運命へのカウントダウン7
1週間が始まった
あたしはと言うと・・・
週の初日から会社を休んだ。
朝、燕さんに家まで送られて久々に自分のアパートに来たわけなんだけど。
家の前でつい立ち止まってしまった。
家を出てから一度も連絡もせずに
スマホの電源をオフにしたまま
この扉の向かうに司が居るかもしれない
はたまた連絡がつかないあたしに呆れて
違う女のところに行ったかもしれない
自分の家に帰ったかもしれない
色んなパターンを頭で想像した。
まだ会社には行ってない時間だ
