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胡桃のエッチな恋愛事情

第50章 椎名佳祐の帰国②

「常務ぅ……」


私は未だ泣き止まぬまま

白いベンツへと歩み寄る。


「社長だ」


こんな切羽詰まった状態の私にすら

肩書きを押し付ける。


相変わらずだなと苦笑いする。


助手席に乗るとコンビニの袋に入った

サンドイッチと缶コーヒーを手渡される。


「話は後で聞く。目的地に着くまで時間が
あるから、それ食ってろ」

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